東京の結婚相談所を比較考察 誠心（ＳＥＩＳＨＩＮ）さん ２
東京の結婚相談所を個別に考察する本企画。前回からは誠心さんをやっているのですが、
あまりにコンセプトが明確すぎて、「合う人は行け 以上」なことになり、考察も何も、、、みたくなってしまいました。
そこで今回は「振り切った」コンセプトである誠心さんのビジネスモデルに焦点を当ててみようと思います。
●男性は「商品」 女性が「顧客」
誠心さんではお金を頂く相手を「ハイクラスな男性と結婚したい女性」と明確に限定しています。
いやもちろん、ＨＰでそんなことを書いていたり、社長インタビューでそう言ったりとかではありませんが、
ビジネスモデル的に、良くも悪くもそうなるということです。
誠心さんにとって最も大事なことは、「ハイクラスな男性を会員登録させること」です。ここが命。
これを目当てにあまた多くの女性が名乗りを上げるのですから、ここの供給を断つわけにはいきません。
すごーーーくサクッと言ってしまえば、
「ハイクラス男性」さえいれば、「女性は自動的に入会してくる」わけです。
とにかく「どうやってハイクラス男性を入会させるか」が誠心さん経営上の最大課題となります。
●というわけでハイクラス男性は特別料金
集客をするのに最も手っ取り早い方法は「お値引き」です。
価格ほど「顧客の行動に影響を与える」要素は他にありませんから。
というわけで誠心さんでは「一定条件」を満たした男性の場合、
入会費や活動費用などがモロモロお値引きされます。しかも結構な金額で。
私も幸運なことに「お値引き対象のハイクラスさん」だったようで、値引き後の活動金額を見せてもらいましたが、
「入ってもいいかも！」と思えるほどの結構な割合でのお値引きでした。絶対儲けが出ないレベル。
おかむがお値引き対象になるくらいじゃ全然ハイクラス対象じゃないじゃんとか思ったヤツ一歩前へ。
つまり誠心さんにとって、「ハイクラスな男性の入会」は売上ではなく、ある意味「仕入れ」であるとも言えます。
「人身売買反対！」とかそういう感情的な話しをしたいのではなく、
「ハイクラスな男性と結婚したい女性相手の商売をする」というビジネスモデルであれば、
その為にはハイクラスな男性が必要なわけで、そう考えると言ってみれば「仕入れ」ですよね？と。
で、「仕入れ」と考えているからこそ、「儲け」を度外視した破格の値段で入会させてもＯＫになる、と。
本来「仕入れ」とはお金を払って行うものです。それを微々たる金額でも「商品がお金を払って」くれるのですから、
それはそれで、「こんなにおいしい話はないでしょう」と。
●男性は活動に熱心ではない？
ここまで論ずると、こんな問題点を指摘する方がいそうです。
「そんな破格条件で入会させても、結婚に真面目で前向きな活動を期待できないのでは？」と。
もちろん。「人によりけりです」が結論ではあるのですが、
指摘の通りであることも間違いないでしょう。
もともとエグゼクティブな方々です。収入面についてはかなりの金額のうえ、活動費用は割安になるのですから、
「誠心さんへの支払いはぶっちゃけ【微々たるもの】」です。
「値段も全然安いし、それで結構な美人女性とお近づきになれるなら、いい投資かな」
くらいで参入される男性も間違いなくいると思います。
そういう意味で、あまり結婚に前向きでない、婚活に真面目に取り組んでいない、
もっと言えば「お遊び目的？」の男性が多い少ないは別にして「確実に存在する」ことは間違いないです。
●だから誠心さんはやめといた方がよい？
私はちっともそう思いません。
だって、誠心さんの最大のウリは「エグゼクティブ男性にアプローチするチャンスがある」ことだから。
お金は持ってて、でも遊んではいなくて、結婚にも真面目で前向きで、そして私だけを見てくれて、、、
なんて贅沢言い出したらキリがありません。そんなの全部満たせる男性なんてぶっちゃけ皆無でしょう。
それよりむしろ、
「目当ての男性さえ目の前に連れて来てくれたら、あとはあたしが落とすわ」くらいの肝っ玉母さんでないと、
これら「超絶大人気のエグゼクティブ男性」と結婚するなんて夢のまた夢です。
シンクロナイズドスイミングの井村コーチをご存知ですか？
低迷する日本シンクロ界をふたたび世界の一線に、メダル常連国へと押し上げた功績者です。
それでは、皆さんが井村コーチに弟子入りしたら、それでもうオリンピックのメダルでしょうか？
当然、ＮＯ，ですよね。そんなの誰だって分かります。その後の血の滲む努力があってこそのメダルなのです。
エグゼクティブ男性との結婚も理屈は同じです。メダルと同じ努力量とまでは言いませんが、
熾烈というより、激烈な生存競争を生き抜いた女性のみがたどり着ける、至高の領域なのです。
結婚に真面目で前向きな男性じゃないと困る。なんて言ってるうちは多分いつまで経ってもゴール到達できません。
さっき言いましたように「目の前に連れて来てくれさえすれば、あとは私のほうでオトスわ」くらいでないと。
ニコまり。は誠心さんではありませんし、そういうコンセプトで運営しているわけでもありませんが、
それでもそういうエグゼクティブ志向の女性が入会されています。やっぱりそういう需要って多いんです。
ただ厳しいようですが、上記で述べたようなことについては
ご理解、そしてご覚悟を頂いた上でのみ、ご入会を頂いています。
「医者・弁護士・会計士がウン千人いますからすぐ結婚ですよ☆彡」なんて寝ぼけたトークで営業はしていません。
それでもぶっちゃけ順風満帆とまでは行きません。
エグゼ志向の女性がいました ⇒ ニコまり。入りました ⇒ 成婚しました
なんて「ちゃち」な成婚ストーリーができるような簡単ロードではありませんので。
●結論
別にエグゼクティブ男性はニコまり。（ＩＢＪ）にも誠心さんにもいます。
ただ、いるからと言って、「成婚できるかどうか」はまったくもって別の議論です。
東京大学は常に一定の場所に建っていますが、入学できるかどうかは別の議論なのと同じです。
そういうエグゼクティブ男性と結婚できるかどうかは、
「どこの相談所に入るか」ではなく、「入った相談所でどう活動するか」のほうがよほど比重が大きいです。
これをやり出したら延々に続くのでまたどこか別の章立てでやろうと思いますが、
いずれ「エグゼクティブ男性と成婚するには」みたいなお題で記事シリーズもやろうと思っています。
エグゼクティブ男性と成婚したい貴女。
誠心さんには確かに狙うお魚がいます。それは間違いない。
ただ、お魚をゲットできるかどうかは、どこの釣り堀りに行くかではなくて、
いった釣り堀りでどう自分を磨くか、行動するか、そこにかかってると思いますよ。
－・－ ニコまり。人気ブログ 四天王さん －・－
１位 みんな気になるその「秘訣」を全部見せます
２位 結局、「どういう人が成婚できるの？」
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