東京の結婚相談所を比較考察 パートナーエージェントさん 5
パートナーエージェントさんはここ最近でずいぶんと方向性を変えています。
「成婚主義から拝金主義へと変えた!」とかそういうものではないですが、
P.A.さん全体として目指すもの、方向性なるものがが大きく変わってきているのです。
本記事ではそのあたりのことを考察してみたいと思います。
本当に色々あれこれ手を広げようとしているので、1つ1つ全部取り上げていたらキリがありません。ので、
「結婚相談所での婚活に影響があると思われる範囲のこと」について取り上げますね。
取り上げるのは以下の3つです。
・IBJ(日本結婚相談所連盟)を脱退した
・リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター) エン婚活 と提携した
・低価格路線に舵を切った
以下、順に見ていきましょう。
●IBJ(日本結婚相談所連盟)を脱退した
えっ、「P.A.ってIBJに加盟してたの!?」と言う方も多いかと思いますが、
そうなんです。実はP.A.ってIBJ加盟の結婚相談所だったんです。
私自身、IBJ加盟で開業するまで知りませんでした。全然おくびにも出さないんだもん。
P.A.さんからすれば最近はかなりの規模(10,000人程度)を誇る相談所ですし、
IBJ傘下の相談所です、て表だって言うのはプライド的にも嫌だったんでしょう。
ちなみに、P.A.さんに会員登録すると自動でIBJにも登録される、ではなく、
オプション機能としてIBJ登録の方にもお申し込みできるようになりますよ、のシステムだそうです。
従い、全てのP.A.会員がIBJに参加、ではなく、概ね15%前後のP.A.会員さんがIBJにも登録されていたようです。
そんなP.A.さんですが、2016年6月をもって、IBJからは脱退されました。
なんで脱退したのかはIBJ側もP.A.側も公式に詳細を発表はしていません。
きっと大きな組織同士のドロドロとした骨肉の争いさわやかなお別れの儀があったのでしょう。
●なんでIBJから脱退したんだろう?
公式の発表がまともになされない以上、これは外側から見た私の私見になりますが、
「要はP.A.さんから見てうま味が薄くなった。そして目指す方向が違ってきた」ことによるんだろうな、と。
P.A.さんは前回の記事で考察したように、
「会員にどんな人が登録しているかを見せない。誰を紹介するかは全てP.A.側でコントロールする」
ことによって、成婚率を高める戦略を取っています。
そしてその方法がうまくいっているのか、成婚率は右肩上がりです。実際実績は上がっている。
一方でIBJシステムでは、「会員は全ての登録者を見ることが可能」です。
P.A.さんの成婚術、「会員への紹介を絞り、選択肢を敢えて狭めて(結果的に)選択を促す」という手法が、
IBJシステムをオプション選択しているP.A.会員には通用しなくなります。たくさん見ちゃうから。
ここからは推測ですが、P.A.さんのお家芸が通用しない会員ですから、恐らく成婚率が上がらないのでしょう。
で、「成婚率が上がらないのならもうIBJとは組まなくてもよくない?」と経営会議なりで決議が下され、
IBJさん、さようなら、になったんだろうな、と推察します。良くも悪くも「成婚主義」ですから。
IBJに加盟した当初はP.A.さんも会員規模が小さく、
「会員に紹介できるお相手を確保する」という意味でIBJに加盟するメリットは大きかったものと思います。
しかし、規模がだんだんと大きくなるにつれ、得意の「会員への紹介を絞り、コントロールする」お家芸が通用しなくなり、
IBJ加盟のうま味が少なくなってきたところで、今回のIBJ脱退に繋がったのだろうな、と考えます。
「自分たちの得意なことに集中する」は経営戦略の基本です。
P.A.さんもそういう意味で、成婚の為のお家芸に集中する為の戦略を推し進めているのだと思います。
次回以降、残り2つの
・リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター) エン婚活 と提携した
・低価格路線に舵を切った
について考察をしていこうと思います。 思っていた通り(?)、長くなってきました。
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