東京の結婚相談所を比較考察 パートナーエージェントさん 6
パートナーエージェントさん(以下P.A.さん)の考察企画。本日は前回からの引き続きで、
・リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター) エン婚活 と提携した
・低価格路線に舵を切った
この2つの戦略について考察をしていきます。
リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター) エン婚活 と提携した
●短期視点で見た時、P.A.さんにとってのメリットは見当たらない
前回の記事でIBJから脱退したことをお伝えしましたが、
それと同時期にリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)、およびエン婚活との提携も発表しました。
これを短期的視点で考えた時、P.A.さんに何のメリットがあるのかは正直よく分かりません。多分ないです。
現状においては、P.A.さん単体でもそこそこやっていけるだけの会員規模もあるし、
結婚相談所業界においてはそこそこの知名度なりブランド力もあるし、
成婚率も「会員への紹介をコントロールするお家芸」で立派な数字を残しています。
P.A.さん単体での会員数が少なかったときは、
会員の多いIBJへの加盟が「紹介数の増加」というメリットをもたらしたでしょう。
しかし、ゼクシィ縁結びカウンターやエン婚活は「結婚相談所業界」においては新規参入となるため、
この2つと提携したからと言ってP.A.さんの会員が紹介数増加のメリットを享受できるかというと、多分ありません。
だって提携した両社ともまだまだ会員少ないですから。
●短期視点で見た場合、メリットがあるのはむしろ提携先の2社
むしろこの提携で圧倒的な「得」を得るのは、ゼクシィ縁結びカウンターとエン婚活の2社でしょう。
結婚相談業の新規参入で最も難しいことは、自社会員のお見合いを設定させるところにあります。
なぜなら、自社会員が少ない為にお見合いを組もうにも紹介するお相手がいないから。
お見合いが組めなければ成婚もあり得ませんし、そもそもお見合いもできないような相談所では顧客満足も地に落ちます。
しかし、P.A.さんと提携することでその「産みの苦しみ」から解放されます。
自社会員は少なくても、それなりの規模を持つP.A.さんの会員を紹介できるからです。
話の大きさはそのものは小さくなりますが、当相談所も同じ悩みに直面するため、
IBJという巨大組織に加盟ををし、当相談所の会員をIBJ所属の会員とお見合いさせることで、
当相談所の規模の小ささという最大の懸念点を回避しています。
但し、もちろんそれだけのメリットを享受するのですから、IBJには相応の「加盟金」を支払いました。
世の中「タダ乗り」はありません。「ギブアンドテイク」です。こうやってお互いでメリットを享受し合うのです。
以上から、どうもP.A.さんは短期的なメリットの追究で両社と提携を組んだわけではなさそうです。
次回は、短期視点ではなく、「長期視点」に立った時のP.A.さんへのメリットを考察したいと思います。
毎度の如く長編シリーズになってきましたが、P.A.さんは強力なライバルさんですし、
この際ですからしっかり考察しようと思います。
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