東京の結婚相談所を比較考察 ゼクシィ縁結びカウンターさん 16
前回の考察で、中・小規模の結婚相談所がリクルート(ゼクシィ)と同じ土俵で戦っても勝てない。(だろう)
というお話をしました。
そこで今回は、「じゃあどの土俵で戦う?」 「具体的な戦い方は?」について、考察を進めていこうと思います。
●あらためて「原点」に立ち返ろう
リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)の戦略は価格競争です。実はこれは非常に理にかなった戦略なのです。
というのも、「価格競争を仕掛けられるのは業界で一番資金的な体力の強い会社」だからです。
価格で競争するわけですから、勝者はたった1社だけです。
「競争している中で、一番安い値段をつける会社」のみ。だってもう一度言うけど、「価格」で勝負ですから。
私は「無理に価格で勝負に行く必要はない」と考えています。
リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)に引っ張られて値段を下げる必要はありません。
ましてや、引っ張られて値段を下げて、それでサービスの質を落とすなんてことになれば本末転倒です。
それこそ、「そんなことやってたら一生かけてもリクルートと戦えないし、じきに退場させられる」と思っています。
我々中・小規模の結婚相談所がウリにできる最大最高のポイントはサービスの質の高さです。
相手が「価格」という「団体戦」を挑んでくるなら、
こちらは「サービスの質」という「個人戦」で対抗する以外ありません。「戦う土俵を変える」ということです。
リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)を含めた大手企業が、
・画一的で ・表面的で ・誰が担当しても均質のサービス
という「相談者を効率よくさばく仕組み」を以って価格競争を仕掛けてくるのですから、
我々のような中・小規模の相談所は、
・個別のオーダーメイドで ・相談者の深くまで入り込んで ・自分ならではのオリジナルなサービス
という「相談者ひとりひとりにオーダーメイドで徹底的に寄り添う仕組み」
を以ってサービスの質で競争を受けて立つ以外に生き残る道はない、と私は考えています。
●とはいえリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)も質の高いサービスを提供すると言っている
当たり前の話ですが、価格競争を仕掛けるからといって、
「ウチはサービスはカスです。絶対にヨソに負ける質の低いサービスを提供しています」
とは口が裂けても言いません。いやまぁ、口を裂かれるくらいなら言うのかもしれませんが、普通は言いません。
結婚相談所のサービスの質とは何かと問われれば、
「ひとりの会員にどれだけお世話の時間を割くことができるか」に尽きるとニコまり。では考えています。
・理想の結婚像を明確にし
・現状の立ち位置を明確にし
・ゴールに向けて何が必要なのかを最短距離で走れる「婚活戦略」を策定し
・魅力あるプロフィール作成の為に知恵を絞り、写真の撮影であれば同行もいとわず
・お見合いを組むべく一緒にお申し込み相手をお探しをし
・お見合いが決まれば事前のロープレから当日の作戦会議、終了後の反省会まで全部に付き合い
・交際に進めばお互いの想いを確かめながら一歩ずつ確実に歩みを進める為のサポートを行い
・婚活に悩み、苦しむ時はすぐに駆けつけ面談したり、時にはお酒を共にしたりの心身のサポートをし
ざっと思いつくだけ挙げてみてもこれだけあがってきます。
これらのことを「会員ひとりひとりにオーダーメイド」でサービスを提供するのです。
大手企業も「サービスを手厚く行います」と言ってはいますが、
・ざっと挙げた上のことをするだけでも大変ですよ。やれるもんならやってみぃ という思いですし、
・例えやったとしてもそれは「表面的に」やっているだけであって、
その人の深い所まで理解・把握したうえでの「本質的な」サービスの提供はできない。できっこない。
と私は考えています。
なぜなら、これだけのことをひとりひとりにオーダーメイドでやろうと思えば、
当然「時間がムチャクチャ必要になる」から。
でも大手企業はひとりひとりに時間を掛けることができません。
・ブランドイメージを保つために「一等地にオフィスを構える」ので家賃が莫大にかかりますし
・認知度を高める為に「ガンガン宣伝広告を行い」ますから広告宣伝費が非常に高い割合を占めますし
・組織で経営をする以上「会員を持たない経営層・管理スタッフ」などなど余計な人件費がかかりますし
とまぁとにかく、「会員を直接サポートするため」以外の所にどうしても多額の費用がかかってくるのです。
よく大手の結婚相談所は1人の担当者が100人単位で会員を抱えてる、なんて言われますが、
そのカラクリは上に書いた通りです。そうせざるを得ないのです。でないとやっていけないから。
そういう意味でニコまり。は良くも悪くも真逆の路線です。
・オフィスは自宅兼用です。なので家賃はかかりません。その代わりブランドイメージは語るに及びません。
・宣伝広告はブログによる情報発信が全てで、ビタ1文かかっていません。従いニコまり。の認知度は小さいです。
・余計なスタッフは存在しません。私一人ですべてを行っています。その代わり会員規模は最大でも20名です。
こうして徹底的に大手さんとは違う戦い方を追究することで、
大手結婚相談所さんでは絶対に到達できないレベルでの婚活サービス。すなわち、
「ひとりひとりの性格や想いに寄り添ったオーダーメイドの婚活サービス」を提供している自負を持っています。
●それがダメだったらどうする?
少し遠いところからお話を進めていきます。皆さん、テレビ、見たことありますよね?持ってますよね?
従前より、テレビで最も重要視されていたことは「画質」でした。
いかに「鮮明に」「色鮮やかに」「美しく」画面を創り上げることができるか、が競争における最重要ポイントでした。
ところが、今は画質がよければすべてよし、という競争環境ではなくなっています。
4Kとか8Kとか、ちまたでは超高画質のテレビが売ってはいますが、みなさん買いました?
私は買ってません。今の数万円のテレビで十分キレイだから。ウン十万円かけてまでの必要性を感じていません。
つまり「質さえ高ければ何でもいい」というわけではないのです。
ある程度の質が担保されているのであれば、次は「ある程度の価格」であることが顧客の重要指標だったりもします。
ここでようやく本論。
結婚相談所も同じことになるのかもしれません。
つまり、「徹底的に質にこだわるサービス」ではなく「そこそこそれなりの価格と質のサービスで十分」と。
いわゆる「オーバークオリティ(⇒顧客が求める質それ以上の質を提供して価格が上がり失敗すること)」
と呼ばれる状況ですが、結婚相談所を活用される皆さんが、「ニコまり。が提供するサービスの質までは不要」
とお考えになるということが起こるかもしれません。
もしそうなったらどうするか。 店じまいです。 結婚相談所、辞めます。
ニコまり。の使命は「徹底的に質にこだわったサービスを提供すること」です。
だから存在できているのです。ヨソと違うから。少なくとも大手結婚相談所とは明らかに違うから。
世の中がそれを望まなくなったとして、ニコまり。がサービスの質を落としても何の意味もありません。
だってそこには大手結婚相談所という超強力なプレイヤーが既に存在しているから。
同じサービスの質で戦うならブランド力のある大手結婚相談所に入る方が絶対いいです。安心感が違います。
今のところニコまり。は、そのようなことはなくて、
「大手結婚相談所の画一的なサービスにはない、ひとりひとりに寄り添う質の高い婚活サービス」
を求める会員に恵まれ、私自身も楽しく、充実してサポート活動をさせてもらっていますが、
もし将来上記のようなオーバークオリティ状態に陥って運営が困難になれば、
慌てふためくこともありませんし、地団太を踏むこともありませんし、駄々をこねることもしません。
役割を終えたサービスとして、そっと店ののれんを下げるだけです。
私にしかできないサービスがあると自負している。だからこそ、他相談所より高い金額を頂戴している。
ただそれでもそこに「価値」を感じて下さる会員がいる。だからこそニコまり。に存在価値・意義がある。
私自身もそういう「強い想い」を持って、結婚相談所を運営しているつもりです。
リクルート(ゼクシィ)さん、ミジンコみたいに小さいからって、ナメてもらっちゃぁ困りやすぜ?
みたいな(笑)
さて皆さん、お待たせしました。
いよいよ次回から、リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)さんの個別サービスについて考察を始めます。
いやぁ長かった。
ここからは視点をまた切り替えて、
「どうすればゼクシィ縁結びカウンターで成婚できるのか」を「俺目線」のガチンコで考えていきたいと思います。
ふっふっふ。成婚するぜ。
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