東京の結婚相談所を比較考察 エン婚活さん 4
東京の結婚相談所を個別に考察する本企画シリーズ。
ここ最近はエン婚活さんにフォーカスを当てていますが、なんかただの「批判記事」かよ。みたくなってきて、
何とかニコまり。からの「推し」ポイントを探すべく、今回の記事になります。
「エン」ブランドなわけだし、倒産せずに続いているんだし、きっと何かあるはずだ。
●困った時は原点に立ち返ろう
よくあるセリフですよね?
というわけでエン婚活さんの原点、「コンセプト」にもう一度フォーカスを当ててみます。
以下、HPに記載されているコンセプトの抜粋です。
エン婚活は、「出会いから成婚、そして結婚後の幸せを実現する」ことをコンセプトとした婚活サービスです。
出会いと成婚をサポートするだけではなく、結婚後の幸せまで見据えたサービスを展開しております。
なるほど。単なる結婚する為の出会いを提供するわけではなく、
結婚後の幸せをも実現することをコンセプトにしているんですね。ふむふむなるほど。
まぁ確かに、これまでの考察で見てきたように、結婚相談所そのものだけではなかなか勝負が難しいですからね。
そもそもの結婚相談所の土俵で戦うのではなく、土俵を広げて結婚後!という新しい価値観を持ち込んだのでしょう。
とはいえ、結婚相談所に訪れる方って、やっぱり「結婚したい」からご相談に来るんですよね。
そりゃあ結婚後が大事なのはもちろん分かっていますし、どうでもいいとまではおっしゃいませんが、
「後のことはいいからそれよりも今、この瞬間、私の結婚に向けて全力サポートをしてくれ」が、
結婚相談所を訪れる相談者の本音ではないでしょうか。少なくとも私ならそう思うんです。
大学受験の為に予備校に入る。すると、
「大学は入った後が大事だ!当予備校では入学後を見据え、一般教養の授業も行う!
何も人生は受験科目だけではな~い! ( `―´)ノ 」
多分この予備校つぶれますよね。言ってることは100%その通りなんだけど、顧客のニーズを無視してます。
て、あれ。
だからこれじゃダメだ。また「ダメよ記事」になってしまう。誹謗中傷ヤロウにはなりたくないです。
何か、他に何かを探さねば。
●そうだ 社長メッセージだ
会社にとって「社長」とは言わずもがな非常に重要な存在です。
TOPの判断如何で伸びもするし縮みもする。企業のカラーとしても、社長の果たす役割は大変大きいのです。
エン婚活さんでは社長のメッセージが掲載されています。それを紐解けば何か見つかるかも。
というわけで社長メッセージを拝読させていただきました。
社長を筆頭に、エン婚活さんが目指す「結婚」の考え方が大変伝わる、素晴らしいメッセージでした。
全文掲載するわけにもいきませんので、ざっくり要点をまとめますと、
・結婚とは、実現すればハイそれで幸せ、なんていう安直なものではない
・だからこそエン婚活では結婚はゴールではなく、スタートという想いを持っている
・そんな大事な結婚なのだから、我々は決して結婚を「煽らない」
・むしろ「結婚は慎重に。」というメッセージを基にして、会員と接している
気になる文言があります。
「結婚は慎重に。」というメッセージです。
エンさんは転職サイトも運営しています。
私も人材系の会社(求人広告や人材紹介を扱う会社)に籍を置いていたことがあり、
当時エンさんの広告「転職は慎重に。」というキャッチコピーをあちらこちらで目にしました。
ちょうど「転職」そのものが何かブームのようになっていた時期で、
それこそ電車のドアは全部「転職しようよ!」の広告?というくらい、転職ブームであった記憶があります。
その中でエンさんのキャッチコピーは新鮮でした。
「転職は慎重に。」
正にその通りです。ノリや勢いで会社を飛び出して、失敗するケースも多いのです。ザ・「隣の芝生は青い」状態。
ちょっと辛いことが続くと「この会社は私には合わない!」と決めつけ、外に飛び出す。
だからこそエンさんが提唱する「転職は慎重に。」は大変刺さるキャッチコピーだったと思います。
当時私はエンさんのライバル企業に籍を置いていましたが、「やるな~」と勝手に感心していた記憶があります。
ただね、だからといって「結婚」にも同じキャッチコピーはどうかと思うんです。
もちろん、「転職でうまくいったから使いまわせばいいじゃん」みたいな安直な決定ではないと分かってはいます。
でもそれでも、やっぱりちょっと危ないよ、と。
「転職」と「結婚」は決定的に違う「状況」があります。
転職活動は既に会社に所属をしていて、その所属先を変える為の活動です。
結婚活動(婚活)は現時点で伴侶がおらず、その伴侶をゼロから求める為の活動です。
転職は「ある」ところから「ある」ところへ飛び移る活動です。
だからこそ、別に今も「ある」のだから、何も慌てて飛び移らなくても、「慎重に」考えて動けばいいです。
結婚は「ない」ところから「ある」ところへ飛び乗る活動です。
確かに慎重さも大事ではありますが、いま「ない」のですから、
おちおちしていたら「ない」まま時ばかりが過ぎていき、どんどんご自身の条件が悪くなる可能性だってあるのです。
「転職」というより、「就職」をイメージする方が近いかもしれません。
「就職は慎重に。」はもちろんもちろんですが、あまりに慎重になり過ぎて結局入社する会社を決められず、
就活留年なり、最悪な場合行先も決まらぬまま卒業、そして既卒扱いとなりよけい不利な状況に・・・。
こんな状況を避ける為には、やはり「慎重」は大事ではあるけれども、
時に「大胆に」「果断に」「決断」しなければ、結婚てなかなか難しいものだったりするんですよ。
むしろ結婚している人に「どうして結婚したの?」て聞くと、
「ノリで」とか「勢いで」とか言う人も多いじゃないですか。そういう感覚。
って、ナニ揚げ足取りみたいなことやっちまってるんだ俺。
そうじゃない。そうじゃないだろ。
イイところを見つけると息巻いてのこのていたらく。
次回、次回こそは絶対、「これこそエン婚活さんのいいトコロ!」を見つけ出します。
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