オリコンランキング 比較・口コミ系サイト のホラーな話 3
前回、顧客満足度調査や比較・ランキング系サイトの運営には非常に多額の費用がかかることをご説明しました。
今回は逆で、「であれば、彼らはどこからその運営原資を得ているのか」について考察をしていきます。
●顧客(消費者)からは1円も取っていない
よくよく考えてみると不思議だなぁ、と思うのですが、
オリコン含めこれら比較・ランキング系サイトって、顧客(消費者)からは実は1円もお金を取っていません。
顧客満足度のランキングを知りたいのは顧客です。口コミをみたいのも顧客。比較結果を見たいのも当然、顧客。
だったら顧客からお金を取ればいいじゃないですかね。
「アナタが見たいランキングなり、口コミなりをご覧頂くためには¥●●の費用が必要です」って。
需要がある相手に供給をして対価を得るのは商売の基本です。
これらの情報を必要としているのは消費者なのですから、消費者からお金を取っても何の不思議もありません。
むしろそれが本来のあるべき姿なのでは? とさえ思えます。
でも彼ら比較・ランキング系サイトは消費者からはお金をとらないんです。
私も何もわからずウブな気持ちでランキングサイト・口コミサイトを利用していましたが、
利用料の請求など一切ありませんでしたし、「ここから先の口コミを見るには¥●●」なんてポップアップもありませんでした。
●オリコン含め比較・ランキング系サイトの収入源は「結婚相談所 そのもの」から
これまでの話の流れでほとんどの方はお察しなされていたと思うので、
今更感と言いますか、「ようやく書いたか。ここまでずいぶん頑張ったね」くらいに思われてもいそうですが、
オリコン含め比較・ランキング系サイトの収入源は「結婚相談所 そのもの」です。
情報を必要としているのは消費者なのに、
わざわざ結婚相談所が口コミサイトにお金を払ってまでして、口コミ情報を消費者に見せて下さっている、
という至れり尽くせりのオ・モ・テ・ナ・シ サービス、、、
なわけないですね。
あんまり引っ張ると「遊ぶな!」と怒られそうなのでここらで結論ですが、
要は「オリコン含め比較・ランキング系サイト」は、何のことはありません。広告宣伝なんです。
広告宣伝するためにテレビでCMして自社商品をアピールしますよね? そのお金をオリコンに払っているだけです。
広告宣伝するために駅の看板にポスター貼って目立たせますよね? そのお金を口コミサイトに払っているだけです。
広告宣伝するために渋谷の街中をトラックで街宣車バリに走らせますよね? そのお金を比較・ランキングサイト以下同文。
よ~く考えるほどホラーな気持ちになってきますが、
オリコン含め比較・ランキング系サイトは、企業が宣伝広告を行うための1つの「場」に過ぎません。
●なんでテレビじゃなくて口コミサイトなの?
みなさんが使うからですよ。ただそれだけです。 それ以上もそれ以下もありません。
実際私も使いましたもん。口コミサイトみたり、資料一括請求サイト使ったり。
何も知らずに。何も考えずに。
広告を出稿している相談所さんから見れば、「私はさぞ費用対効果の高い顧客」であったことでしょう。
最終的には「この仕事を自分でやってみたい」となって開業に至ったわけですが、
そうでなかったら少なくともどこか1社には必ず入会していたと思います。やる気マンマンだったもん(笑)
え。それがどこか教えろとナ?
ごめんなさい本音を言ってしまえば、あまりピンとくるところがなくて、「だったら自分でやろう」という話ではあるんですが、
・オーネットは面白そうだなって思いましたよ。やっぱりなんだかんだで業界の「雄」だけはあるなぁと。
・IBJにも惹かれました。当時は「入会希検討者への顔出しOK」の方を実際に見ることができたのですが、
ぶっちゃけ「マジかよ!」と鼻息荒くなっちゃうくらい素敵な方が多くて、「やべぇ入りてぇ」て思っていました。
※現在は個人情報保護の観点から、「入会検討者への会員のお顔だし」はやっていません。昔の話です。
ちなみに、コレを書いた今ふと思ったのですが、もしかしたら皆さん今、こう思われたんじゃないでしょうか?
「オーネットはいいと思ったんだ。ふーん、やっぱりなんだかんだでいいものなのかなぁ」
「IBJはそりゃ褒めるよね。だって自分が加盟してる相談所連盟だもん。悪く言うはずないじゃん」
まさにコレなんです。これが口コミマジックの本質です。だから企業はこぞって口コミサイトに広告費を捻出するんです。
アピールしたい本人がいくら声高に「イイよ!イイよ!」と叫んでも、その効果のほどはたかが知れています。
でもアピールする必要のない「他の誰か」が、「イイよ!」と言ったなら、それは本当にイイんじゃないか?と思ってしまう。
これこそが結婚相談所が(というよりそれ以外の業界でも多くの企業が)
比較・ランキング系サイトなり、口コミ系サイトなりに多額の広告を出稿する「キモ」です。
自分たちで自分たちのことを「イイですよ!」と費用をかけるよりも遥かに高い費用対効果で、
見込み客(結婚相談所に入ってみようかなぁ と考えてる人たち)を獲得することができるんです。
だからこそ、オリコン含め比較・ランキング系サイトさんたちは、
多額の費用をかけてWebサイトを作ったり、人件費をかけたりしても大丈夫なのです。
逆にそれ以上の広告出稿料金が入ってくるから。
そうなると次に思われることって、
「それじゃあいったい、口コミ系サイトってどこまで信用できるわけ?」ではないでしょうか?
少なくとも私はそう考えました。
というわけで次回、オリコンを例にして、口コミ系サイトの信ぴょう性ってどこまであるのかを考察してみます。
ちなみに当相談所は比較・ランキング系サイトへの掲載は行っていません。(勝手に出てくるほどの規模でも無いです)
何も「非難ごうごう、ボロカス言ってやろう」という気はさらさらありませんが、
一応「そういう人が記事を書いている」というご認識は持っていただいた上で、ご覧頂ければと思います。
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