東京の結婚相談所を比較考察 ノッツェ(NOZZE)さん 5
ノッツェ(NOZZE)さんを個別考察するシリーズ第5回目。
今回はノッツェさんの具体的な活動内容(それぞれのサービスの中身)について考察していきます。
●正直言うと、なかなかしんどいです
・ノッツェさんのHPを見て回り
・送られてきた資料も読み込んで
・実際ノッツェさんに足を運んで話を聞きました(担当の方は本当に素晴らしかった。入会までの担当だけど)
が、それら踏まえて結論を出すと、「なかなかにしんどいなぁ」というのが、正直な感想です。
・私がノッツェの経営戦略担当部署にいたら、「社員に何をウリにして戦わせようか」と頭を抱えますし
・私がノッツェの新規営業担当部署にいたら、「会社のウリじゃなくて自分で勝負するしかないな」と腹をくくります。
無料相談で話をしてくれた女性担当の方(初回参照)も、もしかしたらこういう想いがあってのことだったかもしれません。
ただ、たとえ入会してもその女性が自分の専任アドバイザーにはならないんですよね。新規営業専門なので。
こうして「何をウリにして戦えばよいのか」すっかり八方ふさがりの気持ちになってしまいます。
ヨソの結婚相談所を相手に、ずいぶんな物言いじゃねぇか。
とにらみを利かされそうな気がしますが(ニコまり。くらい小さな結婚相談所なら大丈夫かな? 笑)、
なんでそんなふうに思うのか、それぞれ個別に紹介しながらお伝えしていこうと思います。
●お相手探しのWebシステム 結婚ナビ
結婚情報サービス型の花形「お相手検索システム」ですが、まずもってコレが正直イケてないです。
・サイト全体の雰囲気 作りこみ
⇒ なんだか「ちゃっちぃ」印象 オーネットやIBJのほうがはるかに出来がいい。
いかにも「ひと昔前」の「アナログネット時代臭」を感じる作りが、どうにもテンションを上げてくれない。
・会員の規模
⇒ 秘密結社ノッツェ(NOZZE)ですから、詳細な人数はわかりません。
20,000 とか 30,000 とか 40,000 とか言われています。(比較・口コミサイト等)
いずれにせよ、IBJの58,000人やオーネットの45,000人には及びません。規模の勝負は無理です。
・お相手検索の方法
・希望条件検索
⇒ およそ結婚相談所のWebシステムであれば100%搭載されている機能です。
・日記検索(お相手が書いた日記を見て お申し込み相手を検索)
⇒ 「お人柄」を知るうえでは非常に参考になると思います。他社にはない「実は意外と使える機能」かと。
とはいえ、「日記を書き続ける」ってかな~~~りしんどいことです。常人の精神力では無理でしょう。
「日記と成婚との相関について」をノッツェさんが論文発表したら、ぜひ買ってみたいです。それほど興味深いです。
・相性占い検索(お相手との相性で検索)
・両想いマッチング検索(双方向ピッタリのお相手をコンピューターが自動検索)
⇒ IBJシステムに「機能としては同じ」ものが搭載されています。
どっちが優れているかは、ノッツェさん側からこのシステムについての説明なり根拠なりが何も無く比較不能です。
これは私自身の勝手な考え方ですが、
機械にお相手を決められるのってあんまり好きじゃないので、参考値程度と考えればどっちも似たようなものかと。
・動画検索(お相手の自己紹介が動画で見れます)
⇒ 「見た目がイイ人」にとっては恩恵にあずかれる機能だと思います。
静止画(お写真)であれば「要は奇跡の1枚」で勝負もできますが、動画だとほぼ100%素の自分で勝負、です。
結婚相談所でのご縁の進み方って、「お会いするまでは見た目・スペック重視」「お会いしてからは中身重視」
の傾向が強いので、「お申し込み格差」が広がる要因にもなりえるんじゃないか、と危惧します。
何を「ユーザーファースト」と捉えるかによって、この機能の良し、悪し、が決まってくるのでしょう。
私はもしIBJが動画導入を検討し始めたら「反対」します。富める者がますます富むシステムなので。
ということで、以上詳しく見てきましたが、
Webシステムにおいてはどうにも「ココがノッツェさんのウリですよ!」みたいなものがないです。
敢えて言うなら「日記」と「動画」くらいですが、これを使って「有利」を実感できる人が非常に限定的でしかないので、
「これが刺さった方はノッツェさん、いいんじゃないでしょうか?」と言うくらいしかできないです。
Webシステムの考察だけでまたずいぶんとかかってしまいました。
それ以外の「お出逢いシステム」については次回で考察していきますね。