東京の結婚相談所を比較考察 ゼクシィ縁結びカウンターさん 6
この世の春を謳歌していた「ゼクシィ」
本記事では、現在のゼクシィに迫る危機・脅威について考察をしていきます。
全部で3つありますが、今回はそのうちの2つ。 次回残りの1つを考察します。
●結婚式を挙げるカップルが減ってきた
驚かれる(かどうかは分かりませんが)、「婚姻数」
いわゆる結婚するカップルの数は、実はそれほど大きく減少はしていません。
多少逓減傾向にはあるものの、おおむね「65万-70万組程度」にて推移しています。
むしろゼクシィ、並びに結婚式場を悩ませているのは、
結婚するカップルが減ったことではなくて、結婚式を挙げるカップルが減ってきている、ことです。
結婚式をしないで、
・ふたりの新婚旅行を豪華にしよう!
・ふたりの新居を豪華にしよう!
・それ以外でももっと有意義(だとふたりが感じられる何か)に投資しよう!
などなど、積極的理由で結婚式を挙げないカップルも増えていますし、
・いやそもそも結婚式を挙げられるだけの資金力が無いんだよね
という消極的な理由で結婚式を挙げないカップルも増えてきています。
こればっかりは正確なデータが取れないので何とも言えないところですが、
おおむね結婚した全カップルのうちの3割~4割程度が、「結婚式を挙げない」選択をしているようです。
※再婚同士で「式はもういいよね♪」のケースもあるでしょうから、
初婚のみのケースではもう少し比率は下がってくると思われます。
いずれにしても、
「結婚したんなら式の1つは挙げるもんだ」という文化・風潮が崩れかかってきていることに相違は無さそうです。
●客単価が下がってきた
結婚式を挙げる1カップルあたりの単価(客単価)も全体的には低下傾向にあります。
データ上では「平均客単価は上がっている」という結果が多く出回っていますが、これは数字のマジック(?)です。
どういうことかというと、「結婚式を挙げるカップルが豪華な式を挙げるようになった」のではなく、
「低予算のカップルがそもそも結婚式自体をやらなくなった」ことによる、自動上昇の効果になります。
具体的に見た方が解りやすいと思いますので、以下の例を見て下さい。
これまでの平均単価はこんな感じ
400万 300万 200万 ⇒ 平均単価 300万 (900 ÷ 3組 = 300)
最近の平均単価はこんな感じ
400万 300万 挙式ナシ ⇒ 平均単価 350万 (700 ÷ 2組 = 350)
「平均単価」だけを見れば確かに50万円も上がっていますね。
でも数字を見て頂ければ分かる通り、結婚式を挙げているカップル自体の単価は上がっていません。
それどころか、最近では「スマ婚・ラク婚・タダ婚(こんなのまで!!笑)」に代表されるように、
これまた客単価の低い結婚式が世の中に受け入れられ、だんだんとその勢力を伸ばし始めています。
ですので今後は、
・スマ婚、ラク婚などのサービス普及によって客単価は低下する
・供給過剰(結婚式場が多すぎる)による値引き合戦によって更に客単価は低下する
ことを理由として
・ナシ婚派の退場による数字のマジックで上昇していた客単価だがその効果は薄れ、むしろ客単価は低下していく
ことが考えられます。
以上より、結局のところ客単価は「全体として」下がっていくものと考えられます。
次回、現在のゼクシィに迫る危機・脅威について「3つ」のうち、
残りの1つを考察していきますね。
-・- ニコまり。人気ブログ 四天王さん -・-
1位 みんな気になるその「秘訣」を全部見せます
2位 結局、「どういう人が成婚できるの?」
3位 じゃあ逆に「どういう人は成婚できないの?」
4位 やっぱり気になる「他の結婚相談所」ってどんなところ?
-・- よかったら併せてご覧ください -・-