東京の結婚相談所を比較考察 ゼクシィ縁結びカウンターさん 12
前回の記事では、リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)の結婚相談所業界の参入は、
既存結婚相談所の「脅威」だけではなく、「機会(チャンス)」にもなりえるとのお話をしました。
今回は、ゼクシィの参入によって現在の結婚相談所業界の構造がどう変わっていくのか、想像をしてみたいと思います。
●現在の結婚相談所業界は「群雄割拠(カッコよく言えばね)」
見出しの通りですが、現在の結婚相談所業界はまさに戦国時代の幕開け。「群雄割拠」でございます。
・オーネット ツヴァイ など 1社独立の大規模結婚相談所
・IBJ(日本結婚相談所連盟) BIU(日本ブライダル連盟) など 連盟・連合系の結婚相談所
・パートナーエージェント、リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)連合
・クラブオーツーや誠心などの独立「特化型」の中・小規模相談所
などなど、大規模小規模問わず様々な結婚相談所がしのぎを削り合い始めた。と言ったところでしょうか。
戦国時代で言えば1560年。桶狭間の合戦があった頃に似ているかと。
話題の中心たるリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)さんも、
今のところはパートナーエージェント連合に所属する、イチ勢力に過ぎません。
●3~5年後はこんな感じ(※当相談所予想)
・オーネット
・IBJ BIU の2連盟
・リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)、パートナーエージェント連合
・特化型の中・小規模相談所
まず独立した大規模相談所ですが、オーネット1社に絞りました。
独立した大規模相談所と言えば、オーネットさん、ツヴァイさん、サンマリエさん、ノッツェさんなどがありますが、
似たように大きなところであれば別に1つあれば十分ですので。
もちろんそれぞれの相談所で既存の会員が数万人単位でいるので存在ごと消え去るとまではいかないでしょうけど、
吸収合併されるとか(まさかのゼクシィに?)、規模が縮小逓減傾向で細々と続けるとか、
そんな感じになっているんじゃないかと思います。少なくともいまのままのやり方であれば。
また、中・小規模の結婚相談所が集まる連盟・連合型の結婚相談所についても、
IBJとBIUの2連盟くらいに絞られるんではないかと推測しています。
現時点では大規模連盟は4つほどありますが、これも理由は同じ。
似たようなサービスを提供する連盟・連合であれば、1つか2つで十分だから。
更に、先ほどはパートナーエージェント、リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)連合 と書きましたが、
この時点ではリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)、パートナーエージェント連合と順番が逆さになっています。
これは、ゼクシィさんが現在のペースで大量広告出稿を続けた場合、
会員規模においてパートナーエージェントの現1万名をすぐに抜き去るだろうとの推測によります。
だって安いし、ネームバリューあるし、同じシステム、同じサービスならゼクシィ選ぶでしょ。誰だって。
というわけで、いつの間にかゼクシィに引っ張られるパートナーエージェント、
という構図になるのでは、と推測です。
パートナーエージェントは仲人型相談所としてゼクシィとは違う!とのお話もあるでしょうが、
仲人型がいいなら連盟・連合系の結婚相談所に所属すればいいだけです。
わざわざ中途半端にパートナーエージェントに入会する意味・意義が会員側から見た時に見出せません。
特化型の中・小規模相談所は正直言うと分かりません。
なんとなく、まぁ、それなりにそこそこに、細々とはやってるんじゃないだろうか、
ということでこの時点では残しています。
●更に先10年以上先はどうだろうか?(こっから先は笑い話半分で読んで下さい)
・IBJ か BIU のどちらか一方
・リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)
の2つに絞られるのではないかと。
オーネットを筆頭とする大規模独立相談所は市場からご退場という想定になっています。
リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)が引き続きの広告出稿とブランド展開を続けた場合、
・会員規模は数万人規模に達すると予想される為、オーネットと比肩するかそれ以上になる可能性が高い
・その上でオーネットよりも安値でサービスを展開する
⇒とすると、利用者側から見た時に、オーネットを利用する意味・意義が見出せない
というロジックで、オーネットを筆頭とする独立系の大手結婚相談所は市場から駆逐されると推測しました。
ではなぜIBJかBIUのいずれかが生き残るのかというと、「サービスが違うから」になります。
何度か話をしていますが、
ゼクシィ縁結びカウンター ⇒ 結婚情報サービス型の結婚相談所
IBJ BIU ⇒ 仲人型の結婚相談所
※それぞれの違いはコチラをご覧ください。
になるため、ぎりぎり顧客を食い合わずに、提供サービスの違いから棲み分けがなされると考えるからです。
それでも、仲人型の結婚相談所だって1つあれば十分です。
というわけで、IBJかBIUのいずれか一方が生き残る。もう一方は食われて無くなる。と勝手な推測です。
ニコまり。はIBJ(日本結婚相談所連盟)に所属しているので、IBJが生き残ると信じてはおります。
もちろん、提供サービスが1社に絞られるとなると「独占禁止法」絡みの話も出てくるので、
そうそうここに書いたような2社のみ生き残り、のような状況にはさすがにならないとは思っています。
とはいえ、群雄割拠の戦国時代も、
最後の最後は徳川と豊臣が一戦交えて最後は徳川のみが生き残ったわけです。
「俺たちゃいつまでも安泰・安全」なんて指をくわえていたら、あっという間に他結婚相談所に食べられるでしょう。
最後の10年先みたいな「かなり先」のことはさすがに予想することは難しいですが、
ちょっと先の近未来においては必ず、「群雄割拠」からの「勢力集中」が起こるでしょう。
ニコまり。もその流れに飲み込まれて忽然と姿を消すことの無いよう、
「会員の理想の結婚を実現する」理念の実現に向けて、ただひたすら走り続けるしかないな、と思っています。
次回はちょっと寄り道で
「そういえばリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)ってなんでパートナーエージェントと手を組んだの?」
を考察してみたいと思います。
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