東京の結婚相談所を比較考察 ゼクシィ縁結びカウンターさん 14
前回からの続き、
「なんでゼクシィ縁結びカウンターってパートナーエージェントと手を組んだんだろう?」を考察してみます。
寄り道企画ですから、今回できっちりちゃんとピリオドまで持っていきます。(笑)
●パートナーエージェントはちょうどいいお相手感
そういう意味で、パートナーエージェントさんは非常に「ちょうどいい」お相手だったと言えます。
・規模的には1万人程度なので、明らかな「傘下入り」にはならない
※例え当初は傘下的な立ち位置であっても、莫大な広告投資ですぐに追いつき追い抜ける
・独立しているので、親会社が出しゃばってきたり、言うこと変わったり、みたいなことがない
・パートナーエージェントの成長野心を、リクルートも気に入った。相性が合った。
あたりが、リクルートがパートナーエージェントを結婚相手に選んだ理由かと。
ただ、現在はパートナーエージェントを「王」とするP.A.連合の一員としての立ち位置ですが、
将来は会員規模を拡大し、P.A.と同規模・同格になり、
最終的にはP.A.のはるか先を行く存在となって、親と子が逆転する現象が起きるんじゃないかと思っています。
要は下剋上。
あのじゃじゃ馬リクルート(さん)がヨソ会社の言うことをちゃんと聞き続けるなんてとても思えません。
●パートナーエージェントにとっても渡りに船だった(?)
もともとパートナーエージェントはIBJ傘下のイチ加盟店でした。
それが2016年の6月末をもってIBJを脱退しています。
どちらが先かは分かりません。
・リクルートから縁談を持ち込まれたのでチャンスとばかりにIBJを脱退した のか
・脱退を決めてからリクルート縁談が入り、渡りに船とばかりに飛びついた のか
いずれにせよ、パートナーエージェントとしては
・IBJ傘下のイチ加盟店 という立場から
・リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)傘下に収める王様さん
という立場を手に入れることとなったのです。 P.A.さんとしてはしてやったり。でしょう。
●今はお互いwin-winではあるけれど・・・
ただ、さきほど書きました通り、あのリクルートが大人しくP.A.さんの言うことを聞き続けるとは思えません。
ゼクシィ縁結びカウンターの規模がある程度大きくなり、結婚相談所の運営ノウハウを習熟したと判断したとき、
P.A.さんがどこまでリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)を繋ぎ止められるか。非常に注目です。
IBJの場合、P.A.さんが脱退してもほとんど痛手はありませんでした。
P.A.会員のうち、IBJのサービスを受けている会員は2千人程度でしたので、
全体から見ればほんの数%程度の会員減で済んだからです。
あんぱんまんの顔がちょっと欠けた程度。戦闘能力にはほとんど影響はきたしません。
事実、私や私の周りの結婚相談所で、「P.A.さん抜けて経営上の痛手だ!」な相談所はありません。
しかし、将来のP.A.さんは事情が違うかもしれません。
なにせお相手があのリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)ですから、会員規模が半端なくなってると想定されます。
仮に数万人単位にまで膨れ上がった状態でリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)から離婚を申し立てられると、
P.A.さんとしては一気に会員規模の減少に直面することになるのです。
こうなると下手をすればP.A.がリクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)の傘下入りになるやもしれません。
「虎」と結婚してしまったがばかりに、その虎が去ってしまうといかんともできなくなる、という構図です。
もちろんそんなことにならぬようP.A.さんとしても色んな手を講ずるとは思いますが(立派な会社ですし)、
将来両社(リクルートとP.A.)の関係がどのように推移していくのか、
イチ結婚相談所の運営者として、興味深くウォッチしていきたいと思います。
以上、ちょっと寄り道しての
リクルート(ゼクシィ縁結びカウンターさん)がP.A.さんを結婚相手に選んだ理由の考察 でした。
次回は話を戻して、
リクルート(ゼクシィ縁結びカウンター)参入による激動を、小規模相談所がどう生き残るか、
について考察をしていこうと思います。
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