親の代理婚活を応援する企画 息子・娘さんを結婚させよう！ ６
親御さん向けに、お子さんが結婚するにはどうすれば？を考察している本シリーズ。
ラストは、実際にご相談に来られた親御さんが、どうお子さんを結婚まで導いたかについて、１つの参考事例ということでお伝えしていこと思います。
●最初のご連絡はお電話でした
フォームから無料相談予約をして、「会ってみたら親かいな！(/・ω・)/ 」ということをご心配されるのか、親御さんからご連絡を頂く際はほぼ１００％お電話が多いです。「本人ではなく親なのですが、よろしいのでしょうか？」こんな風におっしゃいます。
基本的に断ることはありません。何かのご縁で「ニコまり。が役に立ちそうだ」と思って下さったわけですから、むしろ喜んでご相談に乗らせて頂いています。というわけでお電話であれこれ話すことはせず「とりあえずお話しましょうか」とアポイントを頂くことからご縁が始まりました。
●まずは親御さんよりお話を伺います
面談ではお母さまがお越しになりました。３０代の娘さんが結婚せずに悩んでいる、とのこと。
「仕事はやっているが、逆に言えば仕事だけしかやっていない」 とか
「結婚に対してまったく向き合っていない。危機感を感じていない」 とか
「最近は結婚の話題を持ち出すと逆ギレされて困っている」 とか
本当に、本当に悩まれていました。本当に悩まれているので心から解決してあげたいと思う一方で、
そこまで親が悩むほどの手ごわいお相手さんか・・・( 一一) ということで割と結構不安に思っていたことも正直あります。
●私は必ずご本人とお会いします
「本人に内緒で進めることはできませんか？」と頂くケースもありますが、私は必ず「ご本人とも面談させてもらっています」と答えます。ここだけは親御さまにお仕事頂いています。逆に言えばそれ以降のことはこちらで責任もってやりますので、とにかくご本人をニコまり。まで連れてくることだけはしてください。とお願いしてます。
話すらする気が無い、となってしまうと、
・さすがにご本人の想いも全くなさげで、難しいだろう ということ
・結婚相談所での活動は当然「お相手」もあることですから、そのお相手にもご迷惑がかかる怖れがある以上お引き受けは難しいこと
この２つを理由に、ご本人とのご面談を必須にさせてもらっています。
ちなみにお母さま、
「この人に会って婚活しない。ならもう何も言わないからとりあえず会ってきなさい」で説得されたとのこと。
後日談で知ったのですが、わたくし割と結構ムチャクチャに責任重大だったんですね。
先に言っておいてよ、、、いやいや先に言われてもそれはそれで、、、うーん。（笑）
●お会いすると実は普通（？）の「婚活さん」なのです
あんまりおどす（？）ようなことを連発で言い残されるものですから、私としても「いったいどんな方が・・」と少々。というより割と結構に心配しながらの初ご本人面談だったのですが、いざ実際にお会いしてみるとなんのその。
ご自身についてもしっかり考えていましたし
結婚についてもきちんと本気で考えていましたし
なんのことはない。世の中の大勢がそうであるように彼女もまた「悩める婚活さん」でした。
考えてはいるけどなかなか行動に移せない。というよりどう行動に移せばよいか分からない。
とはいえ誰か相談できる相手がいるわけでもない。親？まさかそんな。恥ずかしくてできませんよ。と。
というわけで、実を言うとここから先は通常一般のお手伝いと何ら変わることはありませんでした。
たまたま最初のご紹介が親御さんだっただけで、例えばご成婚者さまからのご紹介、とかと比べても特に差はナシ。
親御さんには「心配ないッス！」とお伝えし、あとは娘さんがご結婚できるようにニコまり。必死のサポートで頑張るのみでした。
●もちろん親御さんへの逐次の報告は当然です。ただ一方で・・
これまでの考察でも述べてきましたように、あまり親御さんが婚活にご参加されると、むしろ効果としては逆に向いてしまうことが多いです。とはいえ、ということなので「結婚したら報告します。それではまた」ではいくらなんでも滅茶苦茶です。会社じゃないけど「報・連・相」はきちんとやります。親御さんにも。お子さんにも。
この辺りは難しいところではありますが、娘さんのことをなんでも一切合切ペラペラお伝えすることはしませんでした。かといってすべてを秘密主義とばかりに報告しないのも無し。私という存在が間に入ってサポートする以上、伝えるべきことを伝え、伝えるべきでないことは私で止める。その判断は私が行いました。
ここは確かに賛否の分かれるところだと認識しています。
最初に依頼したのは親御さんなのだから、全ての情報を逐次報告せよ。というお話にも筋は通ります。
とはいえ、私は「お子さんの幸せな結婚」が最大最高の目的です。親御さまもその目的は同じはずです。
常にその基準に照らし、報告すべきはもちろん報告しますが、今の段階ではストップと判断すれば、その情報はいったん私の所でストップさせることになります。このあたりは娘さんとも相談したりしながら、取捨選択をしています。
繰り返しになりますが、それこそが「私が間に入っている意味・意義」だと思っていますので。
●親御さんが依頼者となる最大のメリット
お子さんの婚活を「ほぼ実況中継」で聞いている親御さんはほとんどいません。たいていが、「結婚が決まってから報告される」わけです。わたしたち結婚することに決めました。と。
で、これは別に結婚相談所に限った話でもありませんが、この段階で「親御さん 大反対」ってまぁあったりするじゃないですか。私の友人でもいます。滅茶苦茶大反対に遭って、にっちもさっちも・・となってしまった人。
今回のように親御さんが「依頼人」となる最大のメリットはここです。親御さんがすでにお相手のことを知っているということ。それはつまり、「親の大反対」に遭うことが無いということ。だって知ってるんですもの。すでに。
ということで、お子さまの段階でうまくいけば、あとは割とトントンとスルスル進んでいきました。お子さまのほうも「親に報告する恐怖（？）」なるものがなく、安心してご紹介の場に臨めたことはよかったことだと思っています。
ざっくりとした感じにはなってしまいましたが、実際に親御さまからのご依頼で成婚まで至ったケースの実例紹介でした。
最後にもう一度繰り返すようで恐縮ですが、
お子さんは親御さんが思っている以上に真剣です。
お子さんは親御さんが思っている以上に婚活してます。
お子さんは親御さんが思っている以上に期待に応えようと必死です。
生意気であることを百も承知で申し上げますが、そのお子さまの想いを実現することが私の仕事だと思っています。
結婚相談所という性格上、なかなかご本人からサラっと相談には訪れにくいものでもあります。その辺りを汲んで、お子さんに「１回いってみたら？」とお伝えいただくことが、実はお子さまを幸せなご結婚に導く最高のアドバイスなのかもしれません。
しゃあしゃあというにはおこがましいですが、でも「そうあるべし」との信念を持って、仕事に取り組んでいるつもりであることもまた、事実です。
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