オリコンランキング 比較・口コミ系サイト のホラーな話 5
今回の記事では、「オリコン顧客満足度調査」について、
公表されている情報に「客観性・公平性・透明性」があるかどうか、より深く考察をしていきます。
●オリコンの顧客満足度調査を知ろう
そもそもオリコンの顧客満足度調査って何をやっているのでしょうか?
私もそんなものがある、くらいのことは知っていましたが、詳しいことは正直知りませんでした。
ある意味私も勉強しながらの記事更新です。
・調査対象者は誰?
⇒ 過去4年以内に「結婚情報サービス」を利用した経験のある2,073名
・どの相談所がランキング対象なの?
⇒ 全部で25社が対象
・何を聞くの?
⇒ やたらめったら多くの質問項目があります。40項目以上あります。派生質問含めたらもう地獄か、ていうくらい。
詳しく知っておきたい方はコチラを見て下さい。該当ページに飛びます。
以上を基に、それぞれの「信ぴょう性」を考察してみます。
●客観性
客観性:主観に基づく感情的な情報ではなく、一歩外からの引いた視点で情報を発信していること
と定義づけをしました。
客観性という視点で見た場合、何か問題となる点は無いように思います。
2,073名のデータをいじったり加工したり修正したりという「恣意性」を加えないまま、
「顧客満足度調査ランキング」として公表しているならば、それは素晴らしいデータであると言えるでしょう。
オリコンが言うには、データ分析の専門家として
・自社で抱えるアナリスト や
・外部の専門知識を持った学者
などを用いてデータの収集・分析・解析を行ってるそうなので、
それが事実であれば、やはり客観性には何ら問題が無いように思います。
え。こういう結論、意外ですか?
なんでもかんでもケチつけるわけじゃないですよ?いやだなぁ。(笑)
●公平性
公平性:特定の何かに「肩入れ」することなく、全ての調査対象に対して平等に、同じ目線で情報を発信していること
この辺りから少しずつ雲行きが怪しくなってきます。
まず、日本にはおよそ5,000-6,000もの結婚相談所があると言われています。
その中で調査対象に選ばれたのは25社だけ。 あと5,975社足りません。
一応条件(ざっくり要約)として
・大きな組織に所属している相談所であること(JMIC とか IBJ とか)
・店舗を構えていること
という条件を付けて絞り込みを行っているようです。
ニコまり。はIBJ所属の結婚相談所であり、「店舗」も構えています。
が、ニコまり。にオリコンからの調査依頼が舞い込んだことはありません。
開業間もないからですかね?もうじきくるんでしょうか?
公平性を担保するためには、「なぜこの25社が選ばれたのか」を説明する必要があります。
・野球で負けるのは「同じルールで戦った中で、相手よりも得点が少なかったから」
・トヨタが日本一の企業と言われるのは「売上高という共通の指標の中で日本で一番売上高が高い」から
・入学試験で不合格となったのは「同じ試験の中で合格の為に必要な点を取れなかったから」
など、「公平性を担保する」ためには、「共通のルール」の中で比較されることが必要なのです。
ところが、この25社にはその「理由」が明確になっていません。
もちろん、人的リソース等の関係で全部の相談所をリサーチなどできるわけがないのは百も承知です。
とはいえ、この25社を選ぶことによって「日本の結婚サービス業界の顧客満足度が調査できる」と主張したいなら、
それ相応の納得できる理由を示さない限り、
「要はお金払ってくれた相談所だけを調査対象にしたんじゃない?」といらぬ勘繰りをしたくなってしまいます。
オリコンランキングの透明性については長くなったので次回に回しますね。
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